たくさんある格安SIMの中で、今回はNURO Mobileのバリュープラスのコスパについて解説していきます。
結論を言えば、安さではおすすめできますが、通信速度制限時のスピードを理解した上での利用をおすすめします。
この記事では、NURO Mobileのバリュープラスの中身とコスパについて調査しましたので、解説をしていきます。
NURO Mobileへの乗り換えを検討している人はぜひ参考にしてみてください。
NURO Mobile バリュープラスのコスパ
結論から言えば、価格面では納得できますが、通信スピードの面では通信速度制限時のスピードに焦点を当てた時に不満が残るといった印象があります。
それぞれについて詳しく解説をしていきます。
- 価格面
- 通信スピード
上記3つの項目について解説していきます。
価格面
価格面から言えば、最安値のプランが月々3GB/792円〜となっており、安さの面では格安SIMを展開している会社の中では最安上位に位置する価格設定となっています。
3GB以下で展開している格安SIMを比較してみました。
格安SIM最安プラン | データ容量 | 月額料金 |
---|---|---|
NURO Mobile | 3GB | 792円 |
楽天モバ入り | 3GB | 980円 |
mineo | 1GB | 1,290円 |
irumo | 3GB | 880円 ※割引適応価格 |
IIJmio | 2GB | 850円 |
3GBのプランとしては上記の表のような結果となっているため安さで選ぶならNURO Mobileがおすすめです。
通信スピード
価格から言えば、十分におすすめできるのですが、バリュープラスのプラン4つは通信速度制限時のスピードが200kbpsとなることが最大の難点です。
200kbpsの通信速度では、Youtubeなどの動画視聴やSNSの閲覧がスムーズに行うことができません。
通信速度制限時のスピードとして、実際に私が利用していて最低限必要だと思うのが1Mbpsです。
1Mbpsであれば、Youtubeの動画についても標準画質であれば最初再生させるまでに数秒の待ち時間はあるものの再生されればよほどのことがない限り視聴のストレスを感じることが少ないからです。
そのため、バリュープラスの最安値のプランで3GBで792円/月のプランがありますが、Wi-Fi環境が整っていない場所での利用が多い人にとっては安いだけでコスパが良いとは言えません。
NURO Mobile バリュープラスのプラン
とは言え、Wi-Fi環境さえ整っていれば、月額の利用料金が安いに越したことはありません。
NURO Mobile バリュープラスのプランをまとめてみました。
NURO mobile バリュープラス | VSプラン | VMプラン | VLプラン | VLLプラン |
---|---|---|---|---|
データ容量 | 3GB | 5GB | 10GB | 15GB |
月額基本料金 ①データ通信専用SIM ②データ通信+SMS SIM※ ③音声通話付きSIM | ①627円 ②792円 ③792円 | ①825円 ②990円 ③990円 | ①1,320円 ②1,485円 ③1,485円 | ①1,625円 ②1,790円 ③1,790円 |
繰り越し | あり | あり | あり | あり |
バリューデータフリー | なし | あり | あり | あり |
Gigaプラス | なし | 3GB | 6GB | 9GB |
音声通話付きSIMプランで15GBで1,790円/月はコストだけで見れば魅力的なので、通信速度制限時のスピード1Mbpsがやっぱり欲しかったと感じます。
ですが、補うというわけではありませんが、LINEの使用時にデータ通信量がカウントされないバリューデータフリーというオプションが付いているので、LINEをメインで利用している人には朗報です。
また、Gigaプラスというオプションについては、3ヶ月に一度のペースで上記の表のGBを付与されるものもあります。
余ったGBは繰り越しができるので、あまりGBを使わないという人にはVMプランVLプランでも良いかもしれません。
NURO MOBILEの特徴
NURO Mobile バリュープラスのプランが全て通信速度制限時のスピードが200kbpsだから選ぶ価値がないかと言えば全くそうではありません。
そこで、NURO Mobile バリュープラスやその他のプランに共通した特徴を紹介していきます。
- 余ったGBは繰り越しができる
- 3大キャリアの回線を選択できる
- 契約プランは品質・コスパ・通話定額の3つの中から選択できる
それぞれの特徴を詳しく解説していきます。
余ったGBは繰り越しができる
NURO Mobileのプランでは余ったGBを翌月に繰り越すことができるプランがほとんどです。
GBのデータ容量については、人それぞれですが、会社と家の往復の際にあまりスマホを使用することがない人の場合はデータ使用量が少なく月々のデータ容量が余ってしまうことがあると思います。
そんなときは、余ったGBを繰り越せることで休日に出掛けた際や旅行先で繰り越した分のGBを効率よく利用することができます。
3大キャリアの回線を選択することができる
NURO Mobileの最大の特徴は、これなんじゃないかと思います。
契約する際に、docomo・au・SoftBankの回線を選択することができます。これによって、NURO mobileを利用するために、電波状況の確認をするハードルがグッと下がります。
現在利用しているキャリアの回線を選択すれば、よほどのことがない限り利用することができます。
契約タイプは3つに分かれており、
- 音声通話付き(データ通信+SMS+音声電話)
- データ通信専用(データ通信のみ)
- SMS付き(データ通信+SMS)
上記のプランとなりますが、SoftBankのみSMSプランを選択することができません。
契約プランは品質・コスパ・通話定額の3つの中から選択できる
NURO Mobileの契約プランには大きく分けて3つのベースプランがあります。
- 高品質
対象SNS使い放題+アップロード無制限+3ヶ月ごとに15GB
NEOプラン 20GB/月額2,699円
NEOプランW 40GB/月額3,980円
- コスパ
とにかく安さ重視プラン
VSプラン 3GB/月額627円〜
VMプラン 5GB/月額825円〜
VLプラン 10GB/月額1,320円〜
VLLプラン 15GB/月額1,625円〜
- 通話定額付き
5分かけ放題・10分かけ放題・かけ放題
5分かけ放題1GB 930円(バリューデータフリーあり)
10分かけ放題1GB 1,320円(バリューデータフリーあり)
かけ放題プラン1GB 1,870円(バリューデータフリーなし)
選択できるプランの幅が広く、インターネットやSNSなどのデータ通信の特化したプランと、通話主体のプラントで利用シーンに合わせて選択することができます。
まとめ
NURO Mobileのバリュープラスのコスパは、利用環境によって良し悪しが分かれるということが現状です。
ですが、最安プランでかつキャリア回線を選択することができるという意味では、現在使用しているスマホをSIMフリー手続きを行うことなく利用することができます。
また、格安SIMへの乗り換えは通信状況の確証が取れない解くことから乗り換えをためらう人も少なくありません。現在利用しているキャリアの回線であれば電波が届いていないということはほぼないため、そういった意味では乗り換えを行うことに対しての安心感が持てると思います。